急性左坐骨神経痛
患者様 74歳 男性
来院のきっかけ
お嫁さんが当院に通院中、その紹介で来院。
症状
11.4/21日夕方から突然発症する。左臀部から大腿後部、ふくらはぎ後部、足の甲にしびれが出ている。痛みがでるため跛行するように歩く。
所見
4/24に来院。左小殿筋のトリガーポイント(筋肉の拘縮による関連痛)による痛みと思われる。その他に外側広筋にもトリガーポイントが認められる。
施術
左小殿筋のトリガーポイントを施術する。その他、骨盤や腰椎、足の筋肉などの施術を行い身体のバランスを整える。
経過
4回の施術で症状は改善した。
家庭内で強いストレスがあるので自律神経の働きが悪く、自然治癒力の働きが阻害されているのではと推測する。
総括
左足のしびれの他、右肩関節痛やめまいも訴えている。この方は、奥様の看病による疲れとストレスがかなり強く、かなりのダメージ。自律神経の交感神経が緊張し、血流が悪い状態が続いているので、痛みが出やすい状態となっている。定期的な受診をお勧めした。
ストレスによる日々の緊張が原因となっている「痛み」は意外と多い。このような症状の場合、筋肉のリリース(緩和)によって一時的に改善しても根本的なストレスが解決されない限り、いつ痛みが再発してもおかしくない。何度か施術を行い、痛みの解放が確かとなってきたら、同時進行でストレスの解放や、生活環境の改善を行うとさらに良い結果となることだろう。